さくらに椿、かきつばた。四季に愛される
庭園墓内には四季の移いを感じられる木々草花を植栽しています。
「花樂苑」とは季節ごとに木々草花が姿を現し、
安らぎの集う場所という願いと意味を込めた、日本庭園を散策するような庭園墓です。
「庭園墓 花樂苑」を供養する曹洞宗 林泉寺
創建から四百五十有余年。上杉謙信ゆかりの仏寺として法灯を守り続ける。
鎌倉時代初期に開かれた曹洞宗は、禅の教えをよりどころに生きることをめざす坐禅をその教えの根本とし、〝ただひたすらに坐る〟ことを意味する「只管打坐(しかんたざ)」を基本的姿勢としています。開祖・道元禅師(どうげんぜんじ)の教えを、瑩山禅師(けいざんぜんじ)が全国に広めることで礎が築かれました。道元禅師を高祖、瑩山禅師を太祖と申し上げ、ご本尊である釈迦牟尼仏とともに一仏両祖として仰ぎます。
当山の創建は室町時代の天文年間(1532〜1555)ともいわれ、もとは熱田の田中町にあった永泉寺を起源としています。享保12年(1727)、上杉謙信にゆかりのある田幡村の尾張藩士・原田佐仲公によって、田幡城北の現在地に移転しました。明けて享保13年(1728)、この永泉寺にて上杉謙信の百五十回忌が執り行われました。宝暦2年(1752)には謙信にゆかりの深い寺号「曹洞宗 林泉寺」にあらため、現在に至ります。
これからも皆様に、ご本尊である十一面観世音菩薩とのご法縁を結んでいただきながら、450有余年にわたり続く法灯を護持してまいります。