京都市深草墓園の納骨堂については,静かな深草の丘陵地に,従来の墓地形式ではなく納骨堂形式の「市民のお墓」として,昭和33年7月に開設されました。
豊かな自然に満ち溢れたこの安住の地には,多くの先人たちが宗教宗派の別なく合祀されています。
京都市にお住まいの方又は以前京都市にお住まいであった方であれば,納骨いただけます。
1 受付
場所:深草墓園内の管理事務所
日時:土曜,日曜,祝日を含む毎日 午前8時30分から午後4時30分まで
※随時申込を受け付けています。ただし,正月三が日は,参拝のみ可。
2 納骨できる方
ア 納骨する方が京都市民の方又は元京都市民の方
イ 死亡時に京都市民であった方又は元京都市民の方の遺骨をお持ちの方
※申請者は,ア及びイとも祭祀主宰者に限る。
納骨堂納骨料 (※御遺骨1体につき納骨料が必要となります。)
・永年納骨 市内料金:20,000円 市外料金:40,000円(合葬式のため,遺骨はお返しできません。)
・短期納骨 市内料金:12,000円 市外料金:24,000円(骨壺のまま個別に安置。3年以内,再申込みも可能です。)
(補足)申請される方が生活保護受給者又は中国残留邦人等の場合は,無料となります。
京都市深草墓園における樹木型納骨施設の概要
1 背景
近年,少子化,核家族化の影響等もあり,先祖のお墓を将来にわたって引き継いでいけるのかを心配される方が増加しています。
また,今後,我が国は,いわゆる多死社会を迎え,平成52年には,死亡者数が平成28年度比で約1.3倍に増加することが見込まれています。本市が管理運営を行う合葬式の深草墓園の納骨堂においても,この10年間で利用者が約2倍に増加しています。
このような中,他の自治体の公営墓地などにおいて,人が親しみや安らぎを感じる樹木をシンボルに用い,承継の心配のない墓地や納骨施設が運営されはじめ,多くの方が利用されています。
そこで,本市においても,深草墓園の敷地のうち,通常の墓地としては整備が困難な丘陵地において,桜,楠をシンボルの樹木とし,その周囲に納骨する合葬式の樹木型納骨施設を整備しました。
2 事業内容
(1)施設概要
樹木型納骨施設は,樹木(桜,楠)をシンボルとして植樹し,その傍らに,焼骨を埋蔵する区域と,献花台を設置しました。
また,焼骨を埋蔵する区域の周辺には,四季折々の花などを楽しめるような樹木等を配植するとともに,埋蔵者を記名できる記名碑を設置しました。
(2)遺骨の埋蔵方法
「市民のお墓」として多くの遺骨を埋蔵できるよう,遺骨をお一人ずつ布の袋などに納めたうえ,複数の遺骨を同じ場所に埋蔵する合葬式とします。
3 使用資格
ア 納骨する方が京都市民の方又は元京都市民の方
イ 死亡時に京都市民であった方又は元京都市民の方の遺骨をお持ちの方
(※)申請者は,ア及びイとも祭祀主宰者に限ります。
ウ 京都市民の方で,生前予約使用を行う方
4 使用料(1体あたり)
市内料金:180,000円 市外料金:360,000円
この他,記名碑への記名を希望する方は,20,000円が必要となります。
5 使用者の募集
毎年秋頃に,年一回の公募により募集します。
初回の公募は平成30年9月,2回目の公募は令和元年9月に実施しました。
次回は令和2年秋頃に実施する予定です。
募集を開始する際には,市民しんぶんやホームページ等で周知いたします。